「メス力」でお馴染みの、神崎メリ姉さん!辛口で語られる恋愛論が特徴です。
今回ご紹介する『「本能」を知れば、もう振り回されない!恋愛&婚活以前の男のトリセツ』(以下、恋愛&婚活以前の男のトリセツ)も、堂々としたメス力を身につける方法について、強め口調で説いています。
とはいえ、ところどころに( )付きでツッコミが表記されているので、それほど圧は感じません。
気が引き締まるようなタイトルでもありますが、軽快な語り口調で親しみやすい一冊です。
それではさっそく、この本のポイントをお話ししていきますね。
神崎メリさんとは?
まずは、 メリ姉さんについてのお話を。この方をよく知らなかった頃、その華やかな容姿から、蝶々さんのようなやり手のホステスだと思っていた、わたし。
さぞ男性を手のひらで転がしてきたのだろうと思いきや、ホステスでもなければ、もともとはメス力が低かったというメリ姉さん。
ダメな自分を変える努力をして、幸せを掴んだ女性でした。その経験をインスタやLINE公式ブログでアップしていたことが話題になり、今に至るという。
想像とはぜんぜん違う経歴で、そこからいっきに共感が持てたんですよね。
近頃では、WEBサイトのコラムのほか、YouTubeなども配信されていてます。とても滑舌よく、ゆっくりと話してくれるので、聞き取りやすさいですよ。ときどき猫たちが暴れる音が聞こえたりして、わたしは1人でびっくりしています。
『恋愛&婚活以前の男のトリセツ』のポイント
その1
脈ありっぽいのに、なんだか距離が縮まらないという、何が目的なのか分からない男性っていますよね。そういった、“男性の謎の行動あるある”が理解できるようになる本です。
その2
お付き合いしている彼の分かりづらい愛情表現についても、「え、あれ、わたしのためだったんだ……」と気づくヒントも書かれています。彼を見る目が優しくなるはず。個人的にはここ部分がなかなか参考になりました!
その3
どうすれば彼に好きになってもらえるかというより、恋の始まりの注意ポイントがたくさん書かれている印象。メリ様の独自ワード・おクズ様(女性を雑に扱うダメ男のこと)に出会ってしまったときは、対策を考えるのではなく、見切りをつけることが推奨されています。
帯のキャッチコピーと内容が合っているか?
すべてはココからが間違いだったーーー!
貴女が溺愛されるために、男が一番やってほしいこと。
絶対にやってほしくないこと。
“男の謎あるある”の原因と対処法を、超人気コラムニストが徹底解説‼︎
ー帯(オモテ)のキャッチコピーから引用
ど本命の彼との出会いも、失恋も、プロポーズも、そして夫婦関係も
実は知らない、でも、いちばん大切なこと
ー帯(ウラ)のキャッチコピーから引用
① 狩猟本能に基づいて、男性の本音が書かれている
②フェイドアウトしていく彼のエピソードから「やってほしくないこと」も解説
③「こういう男性いる!」という謎な行動をする男性の目的が分かる
④“関係をよくすること”がメインぽいので、夫婦間でも使えそうな内容
⑤男性の本音を知ることで、プロポーズを引き寄せられそう
以上の5点から、キャッチコピーとの大きな差はないようでした。女性なら一度はあるであろう失敗談から、男性の「やってほしいこと」「やってほしくないこと」が読み取れます。
ただ、男の謎あるあるでは、最初からダメ男だった場合、フェイドアウトし始めたときの対処法は書かれていません。これについては、出会う段階から見極める方法が対処法になっているようでした。
カップルの話がメインとして書かれているので、一見夫婦の間で役に立つのか分からない方もいるかもしれません。けれど、旦那さんも狩猟本能を持った男性に変わりはないので、応用は効くのではないかなと感じました。
他の本にない魅力とは?
まずは、メリ姉さんオリジナルの「ど本命」「おクズ様」などのワードは、この本でしかお目にかかれません。とてもストレートな表現なので好き嫌いはわかれそうですが、個人的には痛快さがけっこう好みでした。
男性のリアルを突きつけてくるわりに、軽快な語り口調で書かれているので、深刻になりすぎずに読めるのもポイント。
すべてのお話が「恋愛中ってこういうことあるあるだよね」というシチュエーションをもとに書かれているので、男女間ですれ違いが生まれる理由も分かりますよ。
男性にも女性にも、ちょっとずつエグいところがあって、そこを包み隠さず解説されているところが最大の魅力かなと思いました。
『恋愛&婚活以前の男のトリセツ』はこんな人におすすめ
個人的な意見と、ECサイトのレビューから、この本をぜひ読んで欲しい方をあげてみました。Amazon、楽天のレビューを参考にしています!
❤︎自己肯定感を高めたい人
❤︎自分をブランディングするのが苦手な人
❤︎恋愛ルールを破りがちな人(「何してた?」と質問しすぎるなど)
❤︎彼の愛情を汲み取るのが苦手な人
❤︎男性の言動にモヤモヤしがちな人
❤︎ちょっと笑いアリの恋愛本が読みたい人
まとめ
この本のなかで、メリ姉さんは徹底して「尽くすな」 と呼びかけていますが、「嫌われたくない」という気持ちがそこになければ、尽くすのもアリだと個人的には思っています。
だって大好きな彼には何かしてあげたい……!が乙女心じゃないですか。下手に出ない愛情なら、どんどん注いでもいいんじゃないでしょうか?
そんなわたしの意見も含め、メリ姉さんの恋愛論から「尽くす」のさじ加減を考えてみてくださいね。
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