自己啓発本と並んで、恋愛本は胡散臭く思われがち。
それに、恋愛本を愛読書にしていると、「恋愛に依存してしまう女性」のような、ちょっとマイナスなイメージもあると思います。
そんなわたしも恋愛本を溺愛する女なのですが、大っぴらに「趣味は恋愛本を読み漁ることです」とは、なかなか言えません。人に話すときはシンプルに「読書が趣味」とさらっと伝えています。
恋愛に依存しすぎてうまくいかないときには、恋愛本自体が悪に感じたこともありました。けれど、あとあと自分の恋愛レベルが上がっていることに気づくと、恋愛本の知識が役立っている場面も多いと感じます。
恋愛本をすでに読み漁っている方はもちろん、これから恋愛について学んでいきたい方も含め、今回は「性格・気分別のおすすめ恋愛本」をご紹介しましょう。
性格・気分別のおすすめ恋愛本5選
恋愛本は、具体的な悩みの解決方法を見つけるほか、気持ちを落ち着けたいときに取り入れても効果的です。
恋愛が苦しいなら、それ以外のことに夢中にならないと……!という教えがありますが、恋愛のことで頭がいっぱいなら、いっそその悩みに真正面から向き合ってしまったほうが楽になれることも。
そこで恋愛本の出番です! 著者の言葉選びによっては、読む方の性格(素直・疑い深いなど)や、気分(自信をなくしている・前向きになってきたなど)の違いで受け入れられない恋愛本もなかにはあります。
自分に合った恋愛本を選んで、今抱えている悩みをスッキリさせましょう!
1.疑い深い性格/自分を変えたいとき
いまの自分を変えたい人はもちろん、納得するまで信用しないという 人には、西原愛香さんの『やめるだけで最高の恋を引き寄せる』をおすすめします!
引き寄せの法則に基づく恋愛本なので、一見スピリチュアルな内容かと思いきや、これがけっこう現実的!著者の西原さんご自身もnoteや各メディアなどでもコメントされていますが、「地に足の付いた内容」なのです。
目に見えないものが知らないうちに叶えてくれるのではなく、「自分の決断力を磨いた上で引き寄せる」といった考え方が書かれています。疑い深い人にも受け入れやすいでしょう。
また、恋愛だけでなく、好きな仕事で成功したいなど、夢を叶えるための体力づくりにも役立ちます。
これまでの自分を変えるんだ!と本気で思ったときに取り入れたい一冊です。
2.素直な性格/自信をなくしているとき
物事を疑うことなく素直に受け入れられる人・自信をなくしている人は、渥美珠巳さんの『”かないそうもない恋”がかなう本』を読んでみてください。
「私は彼が好き」「だから、彼も私を好き」
ー文中より引用
上記は本文のなかの一文。自信がない状態で気持ちが伴っていなくても、そう唱えているうちに心が落ち着きを取り戻していきます。自分を大きく変える必要がなく、そのままでも十分魅力的!と伝えてくれるので、もともと自己肯定感が低いという人にも読みやすいです。
この本の大きなテーマは、「自信をもつことで自分の感情をコントロールし、彼と仲良くなる」というもの。感覚的なお話が多いので、素直な方であれば、すんなり入ってくる内容だと思います。
3.ストイックな性格/ダメなところをはっきりさせたいとき
ビシッと言われても心が折れない人、むしろダメなところをはっきり指摘してほしいという人には、広中祐介さんの『大好きな彼に愛される!掟やぶりのLINE術』がおすすめ。
タイトルのとおり、特にLINEでのやり取りがうまくいかない方に参考になる本です。
思い当たることが多すぎて、心にグサグサ刺さりますよ……!それだけに、的確に直したほうがいいところを教えてくれるので、ピンポイントで改善できるのはよいところ。
反対に、自信をなくしやすい人は、「そんなことしてはダメ!」と指摘されると余計に行動に制限がかかってしまうかもしれません。
この本を読むなら、心が元気なときに取り入れてみてください。
4.空回りしやすい性格/恋愛の主導権を握りたいとき
彼をどんなに好きになっても本命になれないなど、ちょっと空回りしがちな人は、ANNAさんの『彼と”思いどおりの関係”になれる本』でワル賢い女を目指してみてください
。
有名クラブで働いていた著者の、男心をつかむテクニックが軽快なリズムで書かれています。いつも男性に振り回されてばかりの女性が読めば、「恋愛の主導権を握る」という新しい発想にも出会えます。
ANNAさんの本を読んだ上で、西原愛香さんの本も取り入れてみると、自分軸の持ち方がさらに具体的に分かるようになるでしょう!
5.依存しがちな性格/潔い女になりたいとき
「彼がいないと生きていけない……」など、恋愛に依存してしまう人は、エレン・ファインさん、シェリー・シュナイダーさんの『ルールズ』をチェックしてみてください。
恋愛本の先駆け的な存在で、やるべきことがバシッと書かれているのが特徴的。
近頃の恋愛本は、ルールズの恋愛の法則+複雑な女心を考慮して書かれているものが多いので、何が正解か分からないと感じる人もいるのではないでしょうか。その点ルールズであれば、やるべきことが明確にまとまっています。
依存体質の女性のなかでも、「1つの恋愛でズルズルせず、潔い恋愛がしてみたい!」という人にぜひ読んでいただきたいです。賛否両論ある本ですが、ハマる方には効果が出やすい一冊!
まとめ
たかが恋愛の本と侮ることなかれ……!
恋愛のほかにも、人間関係におけるコミュニケーションに至るまで、ヒントになることがたくさん。わたしは、自分を見つめ直したいタイミングで恋愛本をよく読むのですが、短期間で心を成長させるのにとても役に立っていると感じています。
彼には「実は恋愛本をよく読んでるの」とは言いづらいですが、そこは隠しておいたっていい!
むしろ言わないでいたほうが、突然生まれ変わったように、変化を感じてもらえますよ。
いくら恋愛で痛い目を見ても、それでも女性の人生に恋愛は欠かせないもの。うまくいかなくても邪険にせず、「幸せな恋愛がしたい」という気持ちは忘れないように持っておきましょうね。